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真明魂 師範ブログ 空手歴史(5)  「空手のスポーツ化」

「空手のスポーツ化」
運動体育展覧会が終了したら、
沖縄に帰る予定だった
富名腰義珍でしたが、
嘉納治五郎からの
強い申し出を受けて、
講道館で柔道の猛者達に
空手の指導をする事に
なりました。

講道館での空手の稽古が
話題になり一般の入門希望者が
集まり、沖縄に帰るのをやめて、
日本に空手を普及させる為に、
東京で本格的に空手の指導を
する事を決意しました。

講道館での空手の稽古は順調
でしたが、嘉納治五郎より、
講道館柔道の一部門として
空手を配属したいとの要請が
あった為、これを断り、
講道館での空手の指導を辞めて、
単独で空手の指導をする事に
なりました。

大学生を中心に、空手を習う
若者がどんどん増えて行きました。
特に大学生達は、4年間で卒業する為、
工夫をして型の練習の前に
基本的な動きのみの練習を始めました。
4年間で空手を身に付ける為に、
学生達は、足幅をより大きく開き
腰を低く落として、筋肉による力と
速さを鍛える稽古を始めるように
なりました。

本来の空手の身体操作法とは、
全く違うスポーツ競技のような
空手の稽古に、義珍は戸惑い
反対でしたが、大学生を相手に
中心的に指導していた、
息子の義豪からの説得により、
4年間で空手の身体操作法
(ガマク・ムチミ・チンクチ)を
習得するのは無理であり、
破壊力のある危険な技になるので、
先ずは4年間で体育的な空手で体を
鍛えて、それから空手を極めたい
という者に対して、本来の空手を
教えるという事で
空手のスポーツ化を渋々
受け入れました。

【真明流アカデミー】真明魂
知多半島の阿久比町を中心に
空手教室をやっています。
武術の極意秘伝の身体操作を
研究開発しています。
3才から60才代まで幅広い年齢が
空手を楽しんでいます。

真明流合氣空手術 
総師範 飛龍(ヒリュウ)

真明流アカデミー 
事務局 0569-59-0652

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